臥龍梅 鳳雛 純米吟醸生貯原酒

今回取り上げるのは、静岡市清水区にある三和酒造の「臥龍梅 鳳雛(ほうすう) 純米吟醸生貯原酒」です。
DSCF2505_convert_20160206151505.jpg
三国志演義において、劉備が諸葛孔明を三顧の礼を持って迎えた時に「臥龍 鳳雛」という言葉が出てきます。臥龍とは臥せている龍のことで、世間に知られていない有能な人物を指し、鳳雛とは文字通り鳳凰の雛であって、将来大成することが見込まれる少年を表すと云います。さらに梅に関しては、徳川家康が今川家の人質になっていた頃、当時暮らしていた清見寺という寺の庭に梅の木を接ぎ木したことに由来します。その梅は三百年経って大木に成長し、さながら龍が臥せたような枝ぶりから「臥龍梅」と呼ばれるようになったとか。三国志にまつわる故事とこの梅にちなんで、酒に臥龍梅と命名したということのようです。
DSCF2506_convert_20160206151529.jpg
この鳳雛ブランドは、臥龍梅でも無濾過原酒だけのようです。これは兵庫県産の山田錦を用いています。
DSCF2507_convert_20160206151558.jpg
裏ラベルに記載はありませんが、使用酵母は協会十号、いわゆる明利酵母のようです。一般的な九号酵母で醸された酒と比較すると、吟醸香がちょっと強めです。もちろん原酒ということもあるのでしょうが。まだ熟成が足りないのか、飲んでみるとまだ硬さが残っていました。酸味が強く切れ味は良いものの、後味に苦味がかなり出てしまい荒々しい印象は否めません。山田錦ということもあって、もう少し寝かせた方が真価を発揮するように思います。
スポンサーサイト
コメント

No title

おはようございます

またしても南部杜氏の登場ですね

岩手県石鳥谷はいま両親が仮住まいしている近所なのですが、次回帰省したときには南部杜氏の観光施設に行ってみようと思っています

No title

くるたんパパさんおはようございます。
静岡には南部杜氏の方が結構いますね。とはいえ、現在では専門の杜氏が段々減ってきて、オーナー(あるいはその子息)が自ら杜氏を兼ねるとか、社員を杜氏にして酒造りを行うような酒蔵が増えてきました。この先杜氏制度も廃れていくのではないでしょうか?
南部杜氏の醸す酒は、一言でいうと「綺麗」な酒だそうです。確かにそう思わないこともありませんが、全てがそうではないでしょう。最近では濃醇な酒が好まれますから、そういった酒を造っていることもあるような気がします。

No title

荒削りが特徴のお酒なんですね
それも酒蔵の個性なのでしょうか?

No title

おはようございます。
お酒の作り方ってたくさんあるのですね。
美味しいお酒と出会うって楽しみなことですね。
これだけ、理解して飲んで貰えるお酒は
作り甲斐があるでしょうね。

No title

せいパパさんおはようございます。
山田錦という酒米は、ある程度の期間熟成させないと本来の味わいが出てこないと云われています。この酒も飲むにはまだ早いのかな?と思いました。これが五百万石という酒米だったら、早飲みが出来たのではないかと思います。もちろん熟成の有無だけで判断出来るわけでもありませんが。

No title

ムームーさんおはようございます。
あまり分からずに、酒を飲んでいた方が良かったのかもしれません。どうしても裏ラベルなどのデーターを見て、ある程度予想を立てながら飲むようになってしまいました。ですから、味に関しても単に美味い不味いだけではなく、どうしてこうなのか?と考えてしまいますね。かといって専門家になったわけでもないので、何とも中途半端なのです。

No title

いつもながら
玄人筋な 評価!
勉強になるなあ。

そういえば 獺祭って
杜氏を廃止しているんだってね!
完全に化学工場みたいらしい。

いわく
教科書通りに作れば
美味しくできた・・そうな。
 \(//∇//)\ 二度と あれは 飲まん!

って 飲めんか・・・ψ(`∇´)ψ

No title

└|∵|┐高忠┌|∵|┘さんこんにちは。
酒について書く時は、いい加減な事が書けないので結構大変です。今回でも六回は文章を書き直したでしょうか。誤解を受けそうな部分は削除したり、別の表現にしたりする必要がありますから。
獺祭に限らず、杜氏を置かずに酒造りの過程を社員だけで行っている蔵はあります。コンピューター管理を行い、人間の行動もすべてマニュアル化しているのでしょう。ベテラン杜氏の経験と勘というものを必要としない酒造りは、逆に言えば誰にでも出来る作業にしたということでしょう。

はい~

ちゃんと
杜氏がの名前が載ってるんですね
やり方によって
当然ながら
味が違うんでしょうね

No title

仮に僕が呑んだとするならば、「吟醸香の良い香りがする」などと能書きを垂れて、美味しいを連発しながら飲んでしまう事でしょう。

熟成度合いや後味等までキチンと把握されているのは凄いとしか言いようが有りません。

No title

維真尽(^^♪さんおはようございます。
以前日本酒の表示についてどう読むのかを書いたことがあります。きちんとした酒蔵であれば、どういった酒米をどれだけ削って、どんな酵母を使い、誰が責任を持って醸したか等がちゃんと書いてあるはずです。灘や伏見の大手メーカーでは、大まかな事が書かれているだけで、その差は歴然としています。
この三和酒造ぐらいなら、まあ良心的な方だといえるのではないでしょうか。

No title

MONTAさんおはようございます。
吟醸香についても、本来ならもっと詳しく書くべきでしょうね。ただ、業界で使われている「デリシャスリンゴ」とか「ライチ」と書いてみても、そりゃ何だ?と云われてしまうのがオチです。はっきりバナナやメロンのような香りの時もありますから、その場合はちゃんと書くようにしています。この酒については、どちらかというと青りんごのような吟醸香といえば良いでしょうか。
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する