豊浜の鱧 その一

日曜日は朝から忙しくて、一色漁港へ行くこともままなりませんでした。仕方ないので、昼から市内の西友へ向かいました。最近日曜には、知多の豊浜漁港の魚を並べているようになったからです。
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既にあらかた売れてしまったようでしたが、何故か鱧が…。仲買の親父さんが店じまいしてからというもの、鱧が入手出来ずにいるところでした。触ってみると、まだ死後硬直していません。女性店員が怪訝な表情でこちらを見ていたので、これを買うと言うと「誰も捌ける人がいないのか、全然売れずに困っていました」と言うのでつい笑ってしまいました。どう見てもこんな魚、プロか余程の物好きじゃなけりゃ買う人なんていませんよ。結局三匹全部買ったので、¥240オマケしてもらいました。
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基本的に鱧は活きた物しか買わないのですが、前述のように二匹はまだ死後硬直しておらず、しかも私自身鱧に飢えていました(笑)。小さ目の一匹はちょっと硬直気味でしたが。
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考えてみると、もう半年以上鱧を扱っていないので、感覚が鈍ってやしないか心配でしたが、卸す段には問題ありませんでした。
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縦方向に置いてある物は、硬直していたので所謂「落とし」やつけ焼きには向きません。とりあえず骨切りして、天ぷらかフライにでもするのが一番です。
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まずは硬直していた一匹を先に使うことにしました。骨切りしておいた鱧に衣をつけて、さっと揚げます。
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硬直した鱧の場合、油で揚げるのが良いというのは鱧を扱う間では常識のようなものです。それ以外にも、骨切りが上手く行かなかった場合、揚げることで骨があまり口に触らないという利点もあるのです。

豊浜の鱧 その二に続きます
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コメント

No title

おはようございます
鮮魚売場の店員さんとのやりとりが
面白いですね。

へるぞうさんと一緒に鮮魚売場にいたら、すかさず水戸黄門のように
印籠を取り出して、
「この方をどなたと心得る!恐れ多くもブログで有名な料理人、へるぞうさんにあらせられるぞ! 頭が高い!!」
と言っていたかも。

鱧が食べられてよかったですね

No title

 おはようございます。
 なんと!西友に鱧が!
 この辺りでは、まず有り得ませんが、愛知県ではよくあることなのかと早合点してしまいました。^^; へるぞうさんにとっては、嬉しいサプライズではなかったのでしょうか。^^
 しかし、鱧を捌ける人はそうはいないと思いますが、いい品揃えをしているお魚屋さんですね。^^

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くるたんパパさんおはようございます。
恐らくパートの人だと思いますが、こんな魚持ってこられても…と内心困っていたようです。そこにサングラスをした強面の男が買うといったので、ちょっと引き気味でしたね。一応プロだといったら納得していましたが。
鱧に飢えていたというのは、鱧が食べたいということもありますが、捌くのを渇望していたという方が強いのです。あまり間隔が開くと、手に覚えさせていた事を忘れてしまうことが怖いのです。

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kouさんおはようございます。
豊浜漁港は、一色をも上回る県内一の水揚げ量を誇っている漁港です。最近西友は、日曜日に豊浜から直送した魚を並べて売っています。クロダイやホウボウ、イサキなどの他に、千葉産の鰹なんか置いているようです。本当は鰹が目当てだったのですが、思わぬ拾い物をしたといった感じです。

No title

おはようございます。
うわっ、これは美味しくないわけがない。
朝食前の私にはたまらない画像です。

久々の鱧、食べるより捌く方が
気持ち良かったのでは?(^~^*)

No title

どつちが商売人か
(^_−)−☆わかんないねぇ!
って、鱧には飢えないけど
なにかに飢えて( ̄▽ ̄)って
その気持ちは
分かるような気がしますから!
ただ
完成品には
お腹が グーで
飢えまくりらしい。


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casa blancaさんおはようございます。
普通の魚ならともかく、鱧は買えるところが限られていますからね。しかも一色の仲買でも、鱧を買うような仲買は、それを扱う料理屋が出入りしているということが必要です。鱧を扱わない居酒屋だと、入り合いに入っていた物を除いて、仲買が鱧を買うことはありません。一応、ある仲買で頼んではいますが…。

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└|∵|┐高忠┌|∵|┘さんおはようございます。
まあ西友の店員はほとんどパートですから、魚のことに関しては素人とそう変わらないでしょう。それでも、こんな珍魚が売れそうもないというのは何となく分かるとは思います。
変な例えですが、時代劇に出てくる辻斬りもこんな心境なのかもしれません。あの感覚が忘れられないとか(笑)。釣りも同じですね。

No title

へるぞうさん、
おはようございます。

casa blancaさんが触れて
ないことを見るとタイトルだけ
見て食いついたのは、
私だけですね(^_^;)
知多の豊浜でしたか。

鱧、いつもながら強面ですね。
でもお料理された姿は
好きです(*^^*)

No title

流石に詳しいので
何でも調理出来て
見ていて気持ちがいいです。

No title

仙台から、おはようございます。

 今日の名言、
「時代劇に出てくる辻斬りもこんな心境なのかもしれません。あの感覚が忘れられないとか」
と、西友の店頭で鱧に出会ったへるぞうさんの心境を語った一言。
 なかなか、言い得て妙!

 と、もう鱧の季節なんですねぇ・・・
 もうじき「コンコンチキチキ、コンチキチン」と聞こえてきそうです。
 って、まだ3ヶ月近くあるか・・・

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杏さんこんにちは。
知多の豊浜漁港は、一色漁港とは多少獲れる魚が違うかもしれません。でも大半は同じで、鱧もかなり水揚げされるようです。それにしても、どうして鱧なんか持ってきたのでしょう?こんな魚もいるよというサンプルみたいなものでしょうか。まあ、バイヤーも売れたから文句も言われないでしょう。

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せいパパさんこんにちは。
関西ではお馴染みの鱧ですが、関東ではまだまだ珍魚の部類に入るでしょうね。このあたりの料理人でも鱧を扱わない連中は多いようです。
私も鱧を扱うようになって、もう十年近くになりますが、まだまだ修行が足りませんね。でも夏場には欠かせない魚なのです。

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あきあかねさんこんにちは。
今年初めての鱧だったので、正直ブランクが心配でした。オフシーズンの冬場でも、一キロを超えるようなハモを時々捌いていましたから…。
これから祇園祭にかけて本格的な鱧のシーズンになりますが、はたしてどれだけ入手出来るか気がかりです。値段も鱧上り、もとい鰻上りですし。
考えてみると、鱧の捌きには辻斬りというよりも、部活道をするような面があると言う方が正確かもしれません。昨日出来なかった事が、練習を積んで今日出来るようになったといった感じが延々と続いていくようです。

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こんにちは。
鱧って美味しいですけど、めったに
食べれないですわぁ、大きいのを捌くって
かなり、力がいりますね、それは
素人さんかな、慣れた方なら一気に
いくのでしょうね。
あの身が綺麗でいいですよね。

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鱧の骨切りは技術が必要ですねぇ。
鱧の天ぷらですか、美味しそうです。
あとはボタン鱧や照り焼きでしょうか。
鱧のしゃぶしゃぶも美味しいですねぇ。

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ムームーさんおはようございます。
祇園祭は別名鱧祭りと云われるぐらい、京都では鱧をよく食べますね。私が鱧を捌くようになったのは、夏場に魚が不足して、鱧ぐらいしかなかったからなのです。今では鱧も少なくなりましたが…。
一キロを超えるような鱧だと、開かずに三枚に卸します。これぐらいになると、骨が固くなるので、骨切りは半身づつやるしかありません。力はさほど必要とはしませんが、とにかく肩が凝ります。

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MONTAさんおはようございます。
鱧を捌き始めた時、当然ですがまともに骨が切れる筈もなく、切り損ねばかりでした。そうした場合、仲買で「天ぷらかフライにすれば、少々切り損なってもあまり口に触らない」と言われて、しばらくはそればかり食べていました(笑)。五年程した時に、突然コツのようなものが分かり始めて、それからですね、何とか骨が切れるようになったのは。まあ技術が身につく時は、得てしてこんな感じなのかもしれませんね。
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