煮味噌

安城市は明治時代に農業用水(明治用水)が引かれてから、愛知県内でも有数の農業生産地となりました。そんな農家が冬の間、決まって食べていたのが「煮味噌」と云われる郷土料理です。畑で採れた野菜を味噌で煮込むだけのシンプルな料理ですが、簡単に作ることが出来て栄養価も高い理想的な物でした。
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愛知といえば味噌文化ですが、それは岡崎に八丁味噌があったからでもあります。麹にも大豆を使った味噌というのは全国的にも極めて珍しいのではないでしょうか。ただ八丁味噌を名乗ることが出来るのは、岡崎の八帖町にある「カクキュー」と「まるや」だけです。それ以外の味噌蔵は、同じ製法でも八丁味噌を名乗ることが出来ません。ただし純粋な八丁味噌はそのままだと渋くて食べにくいので、普通は赤だしとして味を調整した物が売られているのです。
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煮味噌は少量の水と野菜を味噌で煮込むだけですが、根菜類はやはり下茹でしておいた方が良いように思います。
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安城市のある西三河地方では養鶏が盛んです。卵を産まなくなった廃鶏を潰して、煮味噌に入れることもあったようです。もっとも滅多にない御馳走だったのでしょうが。昨日は手羽元が特売品だったので、霜降りにして使うことにしました。
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鍋に水を入れて、根菜や手羽元を入れて煮ます。灰汁を取りながら沸騰するのを待ち、味噌を加えます。ちょっと辛めにする方が美味いようです。
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油揚げや葱を加えて、一煮立ちさせれば出来上がりです。このあたりの味噌は、煮込むほどに風味が増す特徴があるので、何度煮返してもあまり味が落ちません。こういうところにも広く使われている理由があるのです。
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うどんを入れれば味噌煮込みうどんになります。味噌煮込みうどんにかしわ(鶏肉)が入っているのは、煮味噌の影響があるのかもしれません。いずれにせよ、これから寒くなる季節にはピッタリな料理です。
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コメント

温まるでしょうね

おはようございます。
昨日は└|∵|┐高忠┌|∵|┘さんの地元では初雪だったとか。

そんな寒い日には体が温まるこういうメニューがいいですよね。
毎日、職場に弁当を持参しているのですが、インスタントの味噌汁を持っていきます。というか職場に常備しています。
寒くなると何故か赤味噌の味噌汁を飲むことが多くなります。

味噌といえば、確かに愛知ですからね。
味噌煮込みうどん、これはたまりませんねぇ

No title

 おはようございます。
 八丁味噌を名乗れる味噌蔵はたったの2軒だけなんですねぇ。 それにしても出来上がった味噌煮、画像からだけでも身体が温まってこれからの季節にぴったりなのが分かります。よく味噌は煮立たせてはいけないと言われますが、何度煮返してもいい三河地方の味噌はお鍋に向いてますね。締めの味噌煮込みうどん、美味しそうです。^^

No title

やばいお腹が究極に空いてきた
食べたい味噌煮込みうどんも最高だな〜

No title

くるたんパパさんおはようございます。
やはり北海道では初雪ですか。高忠さんは車で出かけたようで、帰りは大丈夫だったのでしょうか?
インスタントの味噌汁は、やはり赤だしが一番でしょうね。味がはっきりしていますから。白味噌だと味がぼやけてしまうような気がします。
農家でも、昔は米が貴重だったのでうどんを入れたようです。味噌煮込みうどんはほうとうが原型と云われますが、私は煮味噌ではないかと思っています。

No title

kouさんおはようございます。
八丁味噌は、岡崎城から八帖離れた場所にあるのでこう呼ばれているようです。写真の味噌メーカーも岡崎にあるのですが、八丁味噌ではありません。なかなか基準が厳しいですね。
味噌で煮込む味噌おでんは、この八丁味噌でなければならない訳がお判りになったでしょうか?煮返しても味が落ちないというのが、八丁味噌の最大の利点でしょうね。普通の味噌ではこうはいきませんから。

No title

せいパパさんおはようございます。
お近くのスーパーには、八丁味噌が売られていますか?最近名古屋の食文化が有名になったせいで、全国に八丁味噌を含むこの地方の味噌が広がっているように思うのですが…。
この味噌は、味噌煮込みうどんだけでなく、豚汁にしても抜群に美味いですよ。豚肉との相性は、味噌カツの味噌ダレでも証明済みです(私は味噌カツは好きではありませんが)。

No title

仙台から、おはようございます。
 昨日は、蔵王を始とする仙台近郊の山々にも初冠雪があったようです。そろそろ峠道の積雪や凍結の恐れが出てきました。タイヤ交換を急がなければと思っています。

 さて、この「煮味噌」、地域の特色がよく出た郷土色ですね。見るところ、各地で行われていたような稲刈り後の収穫祭での料理かと思われるのですが、仙台の「芋煮汁」も同じ起源です。
 ヒネ鳥を出汁にして豆味噌で味付けする。うどんを入れて味噌煮込みうどん風に変化させる。この辺が地方色が出ておもしろいなあと感じます。

No title

どーも 昨晩 初雪初雪道高速道路って状況で
ややビビりつつ 帰ってまいりました。

で、きっちり 新じゃがな豚汁がでてきましたねえ。

画像の煮込みうどん って
カレーのルー みたいに見えるのですが
それくらい 濃いんでしょうか?

と 素朴な疑問・・・

No title

あきあかねさんこんにちは。
仙台にはまだ初雪はふっていないのでしょうか。ただ気温が下がれば道路が凍結するでしょうから、十分に気をつけて下さい。
昔この地方で特別な御馳走といえば、三河湾で獲れる魚だったようです。特にイワシやボラが好まれたとか。郷土の食文化を調べたことがありますが、明治用水が出来てから野菜や米は割と豊富にあったようです。やはり御馳走は魚ですね。

No title

└|∵|┐高忠┌|∵|┘さんこんにちは。無事に帰ることが出来て何よりでした。
八丁味噌は赤味噌の代表選手のように云われるのですが、実は色を見る限り黒に近いこげ茶色です。味噌を仕込んで最低でも二年は熟成させるといいますから、その間に黒っぽくなってしまうのでしょう。味噌の分量はあまり濃くなくても、味噌の色がカレールゥのように見えてしまうのはそういった理由なのです。

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こんにちは。
ラストの画像を見て、カレーうどんかと
思いましたが、味噌煮込みうどん
だったんですね。

こちらでは打ち込みうどんと呼ばれているのが、
味噌煮込みうどんですが、そろそろ季節が
やって来ましたねぇ。

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casa blancaさんんこんにちは。
打ち込みうどんとは何ぞや?と思いググッてみたところ、白味噌味の煮込みうどんなんですね。味噌煮込みは八丁味噌のそれしか知らないものですから…。また一つ勉強になりました。
煮味噌といっても、今回のような具沢山の味噌汁ではなく、家庭によっては味噌の煮しめのように汁気の少ない物もあるようです。ただ味噌汁にした方が、翌日に具材や味噌を追加すれば味噌汁になるので、我が家ではこちらの方ばかり作っています。

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この辺りでは赤味噌はあまり使わないので買ってません。

しかし、時折赤だし味噌汁が呑みたくなるのですが、味噌を買ってしまうと冷蔵庫の肥やしになってしまうので、その場合はインスタントで済ませてます。

赤味噌、一度買ってみるかなぁ~。

No title

へるぞうさん、こんばんは。

記事を見て、名古屋で食べた
味噌煮込みうどん、癖になる味
だったなぁー…と思い出していました(^^)
次に訪れる機会があれば、
逃した味噌カツももちろんですが、
味噌煮込みうどん、また食べたいです☆
しかし…私が食べたのより
へるぞうさん作の方が具沢山。
へるぞうさん作、お店で食べたら
高そうです(´Д` )

No title

MONTAさんこんばんわ。
私はこのあたりの生まれではないので、どちらかというと白味噌の方が好きなのです。ただし、使い勝手からいうと赤味噌の方が何度か煮返しが出来るので便利です。特に夏場は味噌汁が傷みやすいので、作る時は赤味噌ばかりですね。
あとは魚を煮る時に、臭みが抑えられるのが良い点です。

No title

杏さんこんばんわ。
名古屋の味噌煮込みうどんは、実は八丁味噌だけでなく、白味噌も入っています。やはり一つの味噌だけでは、味が単調になるのでしょうね。
八丁味噌は特に根菜を入れて煮るのが良いようで、人参と大根、それに里芋を入れているので、味噌煮込みうどんというより、むしろ豚汁風でしょうか。
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