ストラヴィンスキー バレエ音楽「春の祭典」

ようやく二月も今日でお終いです。今日採り上げるのはロシアの作曲家、イゴール・ストラヴィンスキーのバレエ音楽「春の祭典」です。この曲はストラヴィンスキーがロシア土着の宗教にインスピレーションを受け、太陽神イアリロに捧げられる処女が息絶えるまで踊り続けるという儀式を曲にしたものです。
かつて初演時にこれほどセンセーショナルな反響があった音楽はないと云われています。ロシアバレエ団を率いていたセルゲイ・ディアギレフが、若きストラヴィンスキーにバレエ団の音楽を作曲するよう依頼し、天才ダンサーだったヴァーツラフ・ニジンスキーが振り付けを担当して、1913年5月29日パリのシャンゼリゼ劇場で、ピェール・モントゥーの指揮で初演されました。
曲が始まるとすぐに野次が盛んに飛び交い、観客同士が罵り合い、はては乱闘にまで発展するなど大混乱となってしまいました。これはニジンスキーの振り付けが奇妙奇天烈だったことに要因があったようですが、この曲が全く洗練されていない、不協和音や暴力的ともいえる荒々しい響きばかりに終始しているので、聴衆がそれに慣れていなかったということもあるようです。

この時の顛末は、映画「シャネル&ストラヴィンスキー」でよく描かれています。
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私が最初に聴いた演奏が、ズービン・メーター指揮、ニューヨークフィルの演奏です。子供の頃、家族でCBSソニーのクラシックを集めたカセットテープを買い、その中に含まれていたものです。初めて聴いた時には、なんて変な音楽なんだろうと思っていましたが、曲が織りなす根源的な迫力にだんだん引かれていったわけです。
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メーターの録音と同じ頃、現代音楽の作曲家でもあったピェール・ブーレーズも春の祭典を録音していました。BSでブーレーズがウィーン・フィルを振ってマーラーを演奏していたことがありましたが、正直よくこんな感情を入れない音楽が出来るものだと変に感心してしまいました。
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こちらはそれから三十年ほど後に、同じクリーブランド管弦楽団と再録音したものです。youtubeでこれを聴いた時、やっぱりつまらない演奏だと思っていましたが、中古で格安に購入して改めて聴いてみると、それほど悪くはありません。
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評判が高かったアンタル・ドラティも買ってみました。ドラティはバレエ音楽を得意としていたと云います。バレエ音楽は、ダンサーのテンポに合わせないと話になりませんから、傍から見るよりもずっと難しいのです。リズムの切れは申し分ないのですが、ちょっと大人しいような印象を受けます。
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これはメーターがニューヨークフィルの音楽監督になる前、ロスアンゼルスフィルを指揮してデッカに録音したものです。ニューヨーク盤と比べてもこちらの方が古いのに、録音は鮮明で弾むようなテンポ、迫力も十分にあります。メーターの春の祭典はこちらの方が評価が高いのですが、聴いてみてそれも納得の名演奏でした。

ところで、プログレ愛好者には「春の祭典」を好んで聴く人が多いとのことですが、これは本当なのでしょうか?
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ブラックニッカ クリアブレンド4L

火曜日に市内の量販店のチラシが入っていて、ブラックニッカクリアブレンド4Lが特売になっていたので買ってきました。
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これだけあれば、十日ぐらいは買いに行く必要がありません。資源ごみの日に、700mlの瓶を何本も出すのも気が引けます。
昨日の段階で、約半分ほど消費したでしょうか。もう一本買ってきた方が良いかもしれませんね(笑)。
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クリアブレンドに関しては、少し前にも書いたのでこの程度にしておきます。金曜日に作ったのが、イワシのつみれ鍋です。イワシを手開きにしてフードプロセッサーにかけ、生姜とにんにく、それに味噌を加えて団子状にしました。フワッとした食感が癖になります。

ナガノトマトのなめ茸

近所のスーパーで、久し振りにナガノトマト(旧長野トマト)のなめ茸が特売になっていました。
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昔はこれ一択という時代だったのですが、値上がりや他のメーカーからもっと廉価な商品が出てきたこともあって、十年近く口にしていません。
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でも廉価な品だともっと緩くて、なめ茸を食べているのかゼラチンを食べているのか分からなくなります(笑)。
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まあ、大根おろしに加えて、醤油をかけて食べるのが一般的でしょうか。
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ちょっと違った使い方をしてみましょう。チャーハンを作る際に、ちりめんじゃこと一緒に入れてみました。
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薬味には葱を使わずに、冷蔵庫にあった大葉と三つ葉を入れて、薄口醤油で味付けします。
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和風チャーハンといったところでしょうか。大葉と三つ葉の香りが良く、一風変わったチャーハンになりました。
余談ですが、ビッグコミックにチャーハンばかり作る漫画「華中華(ハナチャイナ)」が連載されていて、毎回立ち読みしていたのですが、原作者が死んでしまい打ち切りになってしまいました。

クリームシチュー

昨日作ったエビクリームコロッケのホワイトソースが半分ほど残ってしまいました。
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ホワイトソースとしては小麦粉の量が多くて、その分減らしたのです。捨てるのも勿体ないし、これでクリームシチューを作ることにしました。
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ホワイトソースをルーにすれば、作るのは簡単ですね。ジャガイモと人参をあらかじめ下茹でしておきます。
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鍋に油を引き、玉葱と鶏肉を炒めます。玉葱が透き通るぐらいで十分です。
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そこに牛乳と水、コンソメを入れて、茹でたジャガイモと人参を加えて煮ます。
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味噌漉しでルーをよく溶かして、暫く煮れば出来上がりです。
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ご飯のおかずというよりも、明日の朝食にパンのおかずとして食べるつもりです。

エビクリームコロッケ

近所のスーパーで解凍されたブラックタイガーが特売になっていました。
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天ぷらやエビフライにするのではつまらないので、これをクリームコロッケにしてみることにしました。
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ブラックタイガーは殻と背ワタを取り除き、熱湯で湯がきます。
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鍋にバターを溶かし、小麦粉を入れてよく炒めます。それから生クリームと牛乳を加えてホワイトソースを作ります。ダマが残らないようにするのが非常に大変で、これだけで三十分以上かかりました(涙)。
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玉葱をみじん切りにして、これも細かく刻んだブラックタイガーと一緒に炒め、ホワイトソースに加えます。
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手に油をつけて俵型に形成し、小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつけて、170℃ぐらいの油音で揚げます。
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こんな感じですね。
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トロリとしたホワイトソースが非常に美味です。苦労しただけの甲斐があったといえますね。

青椒肉絲

筍ご飯に使った筍ですが、まだ二本残っています。
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水で下茹でしてあるのですぐ使うことが出来ますから、今回は炒め物にしてみましょう。となると、やはり青椒肉絲です。スーパーで売られている水煮と比べても、風味や歯応えは比較になりません。
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肉は牛を使う場合が多いようですが、本来は豚肉を使うとのこと。薄切りではなく、塊のモモ肉が一番良いかと思います。
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切り方としては、上から押さえつけながら横に薄く切り、それを細切りにします。
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青椒肉絲も、肉にした味をつけるのが大事です。酒と濃い口醤油、隠し味に砂糖を小さじ一杯入れてよく揉み込みます。これで十分…と言いたいところですが、このまま油通しをすると肉同士がくっついてしまいます。そこで、サラダ油を大さじ一杯加えておきます。これで肉がほぐれてくっつかなくなるのです。
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まず肉を油通しします。
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次にピーマンです。筍は食感を損ねるので、油通しはしません。
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油通しした肉とピーマン、それに筍を中華鍋に入れて軽く炒め、オイスターソースと醤油を入れて味付けします。火を止める寸前に水溶き片栗粉を加えてとろみをつければ出来上がりです。
実は昨日撮影中、カメラの電池が切れてしまい、仕方なくACアダブターで撮影していました。皿に盛り付ける写真も撮ったのですが、今見てみると消えてしまっていました(涙)。ということで、最後の盛りつけた写真がありません。ご了承ください<(_ _)>。

初物の筍

先週の土曜日、デンパークに隣接しているJA産直所に行ってみると、どういうことか筍が置かれていました。
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店の人に聞いてみると、生産者の人が一月早いと言っていたそうです。これも暖冬の影響でしょうか?
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掘り立てのようで灰汁抜きしなくても良いと聞きましたが、ひとまず糠と鷹の爪を入れて灰汁抜きしました。
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そのまま一晩おき、皮を剥いて真水に半日ほど晒しておきます。
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筍というと若竹煮もありますが、これは一色漁港で生ワカメを買ってこないと無理でしょう。ということで筍ご飯にします。我が家では筍ご飯をする時は、干し椎茸を入れてその戻し汁を出汁に使います。
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それから人参ですね。これを入れるだけで彩りが格段に良くなります。
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一月早く筍の初物を堪能しました。

エッグベネディクト

今日二月二十二日は「北の住人」こと高忠さんの誕生日。以前からリクエストされていた、エッグベネディクトを作ってみました。
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エッグベネディクトは、ニューヨーク発祥の朝食メニューで、イングリッシュマフィンにポーチドエッグとベーコン、それにオランデーズソースを載せて作った料理とされています。これまでに作ったことはありませんが、とりあえず一昨日近所のスーパーでイングリッシュマフィンを買ってきました。こだわりというほどではありませんが、全粒粉の方にしました。
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調べてみると、いろんなレシピがあり、使う食材も様々なようです。オーソドックスな物にしてみましたが、外せないのがポーチドエッグとオランデーズソースのようです。まずはポーチドエッグです。これはお湯に卵を落として固めた物ですが、正直ほとんど作ったことがありません。普通は湯に酢を入れて白身を固めるようですが、今回は酢を使いません。まず60℃から70℃ほどのお湯に卵を入れて、十数秒経ったら引き上げます。
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その卵を割って中身を別の容器に入れ、今度は熱湯にそれを入れて白身を固めます。
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こんな感じになりました。キッチンペーパーに包んで、水気を切っておきます。
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次にオランデーズソースを作ります。生クリームにバターと卵黄を入れて、湯煎しながら混ぜ合わせます。
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そこにレモンの搾り汁を加えると、だんだんトロミがついてきます。それに塩胡椒で味付けします。ちなみに、このレモンはJAで購入した地元の物です。
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付け合わせのサニーレタスは、水洗いしてから水気を切ります。この際活躍するのが、ウェブリブログ時代にも登場した「パリパリサラダ」です。
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イングリッシュマフィンを半分に切ってからトースターで軽く焼き、スライスチーズ、サニーレタス、炙ってカリカリにしたベーコン、その上にポーチドエッグを載せてオランデーズソースをかけて出来上がりです。杏さんのブログで、サラベスのエッグベネディクトを知ってから随分経ちますが、漸く自分でも作ることが出来ました。

古老肉(グーラオロウ)

またまた中華料理です。さて一体何でしょうか?
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豚のモモ肉を使います。塊のまま鹿の子に切り込みを入れて、塩コショウをしておきます。
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小麦粉三、片栗粉一の割合に、卵一個を加えてよく練ります。中華料理で衣をつけて揚げる場合、天ぷらとは異なりよく練っておく必要があります。
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一口大に切り分けた豚肉を入れて、しっかり衣をつけます。
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それを150℃程度の低温で、じっくりと揚げます。この時点で完全に火を通しておきます。
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野菜も同じように、油通しをしておきます。火の通りにくい人参、ピーマン、玉葱の順番で火を通しておきます。
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砂糖と酢を等量にして、醤油、酒を加えて甘酢餡を作り、中華鍋に入れて火にかけます。それから油通しをした豚肉と野菜をからめて出来上がりです。
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もうお分かりですね。正解は酢豚でした。トマトケチャップを使わないこれこそが正統な酢豚だといえるでしょう。

桃と真鯛

久し振りに一色漁港へ行ってきました。このところ買ってくるのはヒラメばかりでしたが、昨日は真鯛にしてみました。
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ちょっとピンボケになってしまいましたが、これで800g程度でしょうか。一般に鯛は桜の時期に旬を迎えると云われます。もっとも、私は紅葉の時期が一番だと思っていますが。
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卸してみると、尻尾のところに瘤のような骨があります。以前にも書きましたが、潮の流れが早い場所に棲息している鯛にはよく見られる物です。
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半身にした身を二つに切り分けるというのは、その間にある血合い骨を取るためでもあります。骨抜きで抜いても構わないのですが、面倒なのでこうすることが多いですね。
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慣れていても、皮引きというのは結構厄介なものです。背身の尻尾の辺りを少し削ってしまいました(笑)。
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今は桃の時期になっています。桃と鯛というのは聞いたことがありませんが。