ブラームス 交響曲第三番へ長調作品90

今年も残すところあと一月。季節が秋から冬へと向かうこの時期、やたらと感傷的になるのは年の所為でしょうか?こういう時に何故か聴きたくなるのがブラームスの交響曲第三番、それも哀愁が漂う第三楽章です。子供の頃、カネボウの男性化粧品に「ヴァルカン」という商品がありました。この曲はM.マストロヤンニのBGMとして流れていた覚えがあるのですが、今となっては調べてみても分かりませんでした。人生も盛りを過ぎ、残り少なくなった人生と否応なく向き合わされる、こういった音楽だと女性は苦手でしょうね。ブラームスがこの曲を書いたのがちょうど五十の時。私も来年はその歳になります。
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以前はクナッパーツブッシュの演奏をよく聴いていました。彼はこの曲が得意だったようで、戦前から死の間際まで録音を残しています。全部を聞いたわけではありませんが、基本的にクナ(彼の愛称です)のスタイルは一貫していて、かなりデフォルメを伴った、いわば怪演といえるでしょう。一番下のChaconne盤を探しに、わざわざ秋葉原まで出かけたのも、今となっては良い思い出です。
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フルトヴェングラーもよく聴きました。彼の場合、どんな曲を演奏してもフルトヴェングラー調になるので、要は曲との相性が良いか否かということになるでしょう。聴いているとつい引き込まれそうになる演奏で、デモーニッシュという言葉が一番相応しいような気がします。
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シューリヒトのCDもありました。有名なブルックナーのEMI録音などでは淡々と演奏しているのに、これが同じ人?と思えるぐらいライヴともなると思い切ったテンポ設定をしていて、全くの別人のようです。この時代の指揮者はこういった人が多いですね。
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最後はクレンペラーです。ベートーヴェンのスタジオ録音と比べるとあまり顧みられることのないブラームスですが、意外なほど?まともな演奏で、最近ではこれをよく聴いています。テンポの激変やデフォルメされた演奏は面白くはありますが、だんだんと聴くのに疲れてきました。これも年のせいでしょうかね?いやぁ最後も愚痴っぽっくなってしまいました。

本日はコメント欄を閉じています
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エヴァン・ウイリアムス ブラックラベル

自宅から少し離れている酒量販店のチラシにつられて、エヴァン・ウイリアムスのブラックラベルを買ってきました(笑)。
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以前ウェブリブログの時にも一度書きましたが、エヴァン・ウイリアムスはジムビームやI.W.ハーパーと違って、スーパーで見かけることはなく、専ら量販店に行かないと買うことが出来ない銘柄です。バーボンとしてはちょっと敷居が高い印象を受けますね。
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¥1,000前後の値段に関わらず、アルコール度数が43度というのは珍しいですね。もっとも、以前のブラックラベルは45度あったので、いささかパワーダウンしたと言えるでしょうか。
一口飲んでみると、辛さが前面に立って来る非常に男っぽい酒です。西部劇の酒場で、賞金稼ぎのガンマンがショットグラスでグィッと呷るには最適の酒でしょう。柔らかさを感じるジムビームとは対極にある酒だと言えるかもしれません。

洋梨(ルレクチェ)のコンポート

知り合いから洋梨を貰いました。これはラ・フランスよりも大きい種類で、ルレクチェとのことです。
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ただ洋梨なんて、我が家は買ってくることもなく、それこそ「用無し」?というオヤジギャグはさておき、数日前から非常に良い匂いが部屋に立ち込めています。十分熟れているようなので、何とか使い道を考えないと…。そういえば、以前casa blancaさんに貰ったブルーベリーをコンポートにしたことがあったので、これもそうして使ってみようかと思いました。
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まずは皮と芯を取り除いて、細かく切っておきます。三つ使いましたが、かなりの量がありますね。
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大きめの鍋に白ワインと水、それに三温糖を入れて煮溶かします。
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そこに切っておいたルレクチェを入れて、二、三分ほど煮た後、冷まします。
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今回はレモンが無かったので、レモン汁は使っていません。その代わりシナモンパウダーを少し振りかけてみました。コンポートにしておけばしばらく日持ちがするので、この選択は良かったのではないか?と思います。

芥子蓮根

筑前煮に入れ忘れてしまった蓮根です。
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蓮根の料理では、きんぴらにするのが簡単かつ美味いのですが、少し凝った物といえば芥子蓮根になりますね。
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蓮根の皮を剥き、酢を入れた水に一時間ほど浸しておきます。蓮根は泥の中から掘り出すので、泥臭さを取るためです。
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次に芥子味噌を作ります。フライパンで卵を煎ります。卵を入れると、芥子味噌がまろやかになります。
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それに麦味噌と芥子を加え、すり鉢で摺って滑らかにしておきましょう。
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芥子味噌をバットに移し、上から蓮根の切り口を押し付けるよう叩いて詰めます。全ての穴から芥子味噌が出てこないようだと、見栄えが良くありませんから注意が必要です。
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天ぷらと同じように、蓮根に衣をつけます。
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衣をつけたら蓮根に竹串を刺し、それを使って油に入れて揚げます。何故竹串を刺すかですが、そのまま油に入れてしまうと、蓮根が鍋の底に落ちてしまい、その部分の衣が剥がれてしまうからなのです。
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160℃程度の油温でじっくり揚げて、冷ましてから輪切りにします。芥子味噌はきちんと詰まっていましたが、もう少し芥子を入れても良かったような感じでした。

筑前煮

JA産直所に里芋が出回る時期になりました。単に煮っ転がしにしても、おでんに入れるのも良いのですが、もう少し手間を掛けるならば筑前煮ということになります。
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里芋自体はスーパーにも一年中あるのですが、固い部分があったり傷んでいたりと使い辛いので、筑前煮にするのは地元で採れた物だけです。
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皮を剥き、なるべく大きさを揃えて面取りをしておきます。小さすぎる物は皮ごと茹でて、きぬかつぎの様にして食べます。
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筑前煮は油で炒めて作ることがほとんどですが、冷えると油でギトギトするので私はしません。その分、出汁が重要になってきます。干し椎茸を戻し、この戻し汁が出汁になるのです。
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あとはかしわのモモ肉ですね。干し椎茸の戻し汁に入れて、灰汁を丹念に取り除きます。
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下茹でしておいた根菜や蒟蒻を加えます。入れるのは固い物を優先して、大根や人参は後にします。
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これらにあらかた火が通ったら、下茹でした里芋を入れて、鍋返しをしながら煮汁を煮切って行きます。出来上がったら、冷まして味を染み込ませておきましょう。
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スーパーの総菜売り場にあるような物は食べる気になりませんね。それはともかく、次の日ふと気が付いたのですが、蓮根を入れ忘れていました((((;゚Д゚)))))))。

櫃まぶし

名古屋城を出るとちょうど昼時になり、そこからちょっと離れた鰻屋で昼食を摂ることにしました。
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ちょっと写真がピンボケ気味ですがご容赦を。すっかり名古屋名物になった櫃まぶしがこれです。かつて鰻の養殖技術がまだ未熟だった頃、やたら皮の固い鰻が多かったとのことです。それを客に提供するにはどうすべきか?と考えて、鰻を細切れにしてお櫃のご飯の中にまぶして出したのが始まりとされています。薬味と出汁がついており、一杯目はそのまま食べ、二杯目は薬味を載せて、三杯目は薬味を載せてから出汁をかけて頂く、これが櫃まぶしを食べる作法ということです。
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ただし鰻そのものを味わうには、やはり鰻丼が一番でしょう。残念ながら昼はほとんど食べないので、載っている鰻を二切れ食べて貰ったばかりか、ご飯も六割方残してしまいました。
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その後、徳川美術館に向かいました。ところが地下鉄大曽根の駅から意外に距離があり、しかも入口まで回り道をしなければならなかったというのは予想外でした。これなら市バスを使った方が良かった…。それはさておき、この日は国宝の源氏物語絵巻が展示されていたので、中に入ると観客がぎっしり!全部を見て回るのに相当時間が掛かりました。
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夕食はこれも名古屋名物となった、あんかけスパゲッティの老舗、ヨコイの住吉店に行きました。ただし写真撮影はNGだったので、店内で売られているソースと同一の写真でご勘弁を。この地方以外の方であれば、店に訪問した帰りにお土産として買っても良いでしょうね。

名古屋おもてなし武将隊

名古屋城の散策を終えて出てくると、何やら太鼓の音が…。それと共に、甲冑姿の集団が広場の方へ向かうではありませんか。その後を追っていくと、もう既に人だかりが出来ていました。
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そう、彼らは名古屋城を拠点に活動している「名古屋おもてなし武将隊」なのです。平成二十一年名古屋開府四百年を記念して結成された彼らは、名古屋に所縁のある武将と陣笠で構成されており、地元のTV出演も数多くこの地方では有名な集団なのです。この日は週末ということもあって、十一時から二の丸広場で演舞をすることになっていたのです。
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登場する武将はその日によっても違います。
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徳川家康です。彼は三河岡崎の生まれで名古屋と直接の関係はありませんが、尾張藩の藩祖が彼の九男なので…。それに郷土の三英傑になっていますからね。
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彼は前田利家です。加賀藩の藩祖の彼も名古屋の出身でした。
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傾奇者で知られる前田慶次です。彼は大名ではありませんが、最近知名度が上がっていることも関係しているのでしょう。
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本当なら、まん中二番目の織田信長を見たかったのですが…。翌日の日曜日に出演予定だったので、この日はお休みでした。

名古屋城

先週の土曜日、名古屋城へ行ってきました。実は幼稚園の遠足で名古屋城へ一度行ったきりですから、かれこれ四十数年振りになりますか。県内のみならず、市内に在住していても、地元の名所にはなかなか足が向かないものです。
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尾張名古屋は城でもつと云われるぐらい、名古屋のシンボルとなっている名古屋城ですが、戦時中の空襲で焼失し、現在の天守閣は昭和三十四年に復元された物です。
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これは本丸御殿。こちらは現在復元工事が行われており、五年後に完成する予定になっています。
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一部中に入ることが出来ます。これは虎を描いた屏風絵です。
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名古屋城のシンボルとなっている金の鯱(しゃちほこ)です。天守閣の中に、屋根にある物と同じ物が展示されています。天守閣の中は当時尾張藩で使われていた品々が数多く展示されており、最上階まで登ると、名古屋の街を一望することが出来ます。ちなみに、天守閣内部は七階構造になっていて、五階まではエレヴェーターが使えます。

岩の井 大吟醸 萬笑

いつもコメントして下さる杏さんから頂いたのが、千葉の酒蔵岩瀬酒造が醸す、岩の井大吟醸「萬笑」です。
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岩の井といえば、元首相池田隼人が贔屓にしていたことで知られています。彼が蔵相時代、赤坂の料亭で出された酒が不味かったのか、宴会を主催した国税庁長官に「こんな不味い酒が飲めるか!国税庁長官のくせに 酒の善し悪しが判断できないのか!」と怒鳴ったそうで、恐縮した長官が「大臣、ではどんなお酒を?」と聞かれ、即座に「岩の井の酒だ!」と答えたとか。
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ちょっと印字が薄いのですが、兵庫県産山田錦を40%精米と書いてあります。このスペックを見て、最初は鑑評会用の大吟醸を連想したのですが、飲んでみてこれが全然違って、むしろ山廃仕込みの酒のような野太い味でした。大吟醸ですが、ぬるく燗を付けてみると一層味が引き立つような気がします。

ベートーヴェン バイオリンソナタ第九番 イ長調 作品47「クロイツェル」

今日から三連休の方も多いかと思います。本日は所用により早朝から出かけておりますので、コメント欄を閉じさせて頂きます。
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何となく昨日から、久し振りにベートーヴェンのバイオリンソナタ「クロイツェル」が聴きたい気分なのです。このCDは1940年にワシントンの国会図書館で演奏されたライブ録音です。バイオリンはハンガリー出身の名バイオリニスト、ヨーゼフ・シゲティ。そしてピアノはなんと、ハンガリーを代表する作曲家ベーラ・バルトークなのです。バルトークは作曲家の顔と共に、ピアニストとしても非凡な才能を有しており、1905年のルビンシュタイン音楽コンクールでは二位になったほどでした。ちなみにこの時の一位だったのが、あの「鍵盤の獅子王」ことヴィルヘルム・バックハウスだったのです。