紫芋で鬼まんじゅう

昨日は節分。とはいえ我が家には何の関係もない日です。豆まきもしませんし、恵方巻も食べません。そういえば、昨日はスーパーでも恵方巻を買う人ばかりでしたね。
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家の者に鬼まんじゅうを買ってきました。鬼まんじゅうとは、この地方の素朴な和菓子で、中にサツマイモが入っているのが特徴です。もっとも、これはつぶあんも入っていましたが。ん、サツマイモ?我が家にもあったような…。
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そうなのです、昨日書いた紫芋がまだ半分ほど残っていました。それを使って、我が家でも鬼まんじゅうを作ることにしました。紫芋は皮を剥き、サイコロ状に切って水に晒します。水が紫になりました。
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小麦粉200g、砂糖100g、ベーキングパウダー小さじ一杯を混ぜて、水200ccを少しづつ加えてかき混ぜます。
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水気を切った紫芋を加えて混ぜます。
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蒸し器に水を入れ、クッキングシートを敷いてから火をかけて湯気を出し、そこに混ぜ合わせた生地を載せてゆきます。
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強火で十五分ぐらい蒸して出来上がりです。ちょっと形が歪なのはご勘弁(笑)。
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紫芋の色が鮮やかで、良い意味でこれは誤算でした。味そのものは、素朴な田舎の蒸しパンといった感じですね。
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伊賀饅頭

少し前に「おこしもの」について書きましたが、同じ時期に出回るのが「伊賀饅頭」です。近所のスーパーに行くと、おこしものの隣に並べてあったので一つ買ってみました。
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これは大手パンメーカーの敷島パンが作った物です。勿論市内の和菓子店にもあるのですが…。
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こしあんを米粉の生地で包み、食紅で色が付いた米を載せるというのが決まりのようです。おこしもの同様、さほど難しくはないので一般家庭でも作られていたようです。安城市内でもこの時期「伊賀饅頭を作ろう」といった市民講座があります。
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それにしてもなぜ「伊賀」なのでしょうか?色の付いた米を栗の「いが」に見立てたのか、はたまた地元の英雄である徳川家康の伊賀越えにちなんで名付けられたのか、真相は不明です。私は甘い物が苦手なので、甘味を中和させるイチゴと合わせて食べました。イチゴ大福のようなものでしょうか。
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本来なら月末CDレヴューの筈ですが、最近全然CDを買っていないので…。イチゴ大福のように、相反する要素が何故だか上手く調和している曲となるとマーラーの第五かな?とちょっと強引ですが嬰ハ短調の第五番です。第四楽章のアダージェットは、ヴィスコンティの映画「ヴェニスに死す」でも採り上げられるほど美しい旋律なのですが、実はこの演奏、第三楽章のスケルツォと第五楽章のフィナーレが大幅にカットされています。楽譜重視の今では考えられませんが、ラジオの放送時間に合わせる等の理由で昔はこんなことが頻繁に行われていたようです。演奏後は拍手とブーイングの嵐という迷演奏として有名なのですが、現在は廃盤になっています。

おこしもの

三河地方では桃の節句が近づくと、米粉を使った「おこしもの」という郷土菓子を作る風習がありました。三河だけでなく、尾張地方もそれがあるらしいのですが、確認が取れていません。
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近所のスーパーに売っていました。水で練った米粉を木の型に押し付けて、それを蒸しただけの菓子です。木の型から起こすので「おこしもの」あるいは単に「おこし」などと呼ばれているようです。ウェブリブログ時代に「いが饅頭」を紹介したことがありますが、あれはよく見かけるのに対して、おこしものはあまり市販されていません。昔はどの家庭にもおこし専用の木の型があったようですが、それがある家は今ではほとんど無いと思われます。
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早い話が、みたらし団子に何もかけていない物と同じですから、普通は焼いてから砂糖醤油に浸して食べます。鄙びた味という表現がピッタリだと思います。
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おこしものの話はこれぐらいにして、最近、あさ開の上撰を毎日の晩酌に飲んでいます。この前、上撰辛口を紹介しましたが、それとはちょっと違うようです。
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この酒は日本酒度が+1しかありません。上撰辛口は+5ありましたから、それに比べれば甘口です。香りも穏やかで、料理の風味を損ねないので、多少物足りないもののこれで十分かな?と思わないでもありません。

あわ雪

🎵あーわゆーきー、あわゆきー、びぜんやーのー、あわゆきー🎵東海地方にお住いで40代以上の方なら、以前このCMが流れていたことをご存じだと思います。今日採り上げる和菓子は、岡崎市にある備前屋のあわ雪です。
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以前食べたのが幼稚園の時だったように思います。市内の西友に備前屋の菓子が置いてあるのに、いつも素通りしていました。あわ雪は昔からある和菓子ですが、備前屋では最近「手風琴のしらべ」の方が主力商品になっているような気がします。
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岡崎は東海道三十八番目の宿場町で、徳川家康の生誕地であることで知られています。江戸時代、岡崎宿の茶店「あわ雪茶屋」で供されていたのが「あわ雪豆腐」でした。丸い豆腐に醤油と出汁を使った、甘い葛餡のかかった物だったそうです。しかし明治になって街道が廃れるとともに、あわゆき豆腐も作られなくなりました。それを惜しんだ備前屋の三代目がその名にちなんだ「あわ雪」という菓子を創作したのが始まりとか。
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作り方は卵白と砂糖を合わせて泡立て、寒天で固めたといいますから、意外とシンプルです。食べてみれば分かりますが、文字通り淡い雪のように口の中で溶けてしまうような感じなのです。味そのものよりも、この食感が持ち味の和菓子だといえるでしょう。
備前屋のHP